第39回ジャパンコーヒーフェスティバルin宇治市植物公園
2021 / 11月26日・27日
開催テーマ「植物と珈琲の色と香りの共演」
今回の開催は京都府・宇治市にある宇治市植物公園です。
植物園には「種の保存」という大義名分があります。そうした植物園の機能を多くの人に知ってもらい
そして、植物の大切さに今一度気づくきっかけとなればと考えています。
今回のテーマは『植物と珈琲の色と香りの共演』
植物の色や香りを珈琲でできるだけ近づけるように、またその植物の過程やエピソードに珈琲を紐づける様に
それぞれの珈琲屋さんにオリジナルのコーヒーをご提供していただきます。
植物園を周遊できるように珈琲屋さんは園内に点在しております。
様々な場所で、見頃の植物とコーヒーをお楽しみいただけます。
あずまやにて出品コーヒー「四季折々のコーヒー」を抽出している様子。
園長さんが絶賛する紅葉のゾーンでゆっくりと丁寧にコーヒーを淹れています。
壁泉の前で水の音に癒されながら…
各珈琲屋さんは一つ題材となる植物を選び、その植物に基づいたオリジナルのコーヒーを持ち寄ります。
こちらの珈琲屋さんはブルーベリーを選び、風味や紅葉をイメージして「スイートモカブレンド」を。
テーマに選ばれる植物は普段から馴染みのある植物ばかりではありません。
見たこともない植物に惹かれ、妄想や想像力だけでオリジナルのコーヒーを作る珈琲屋さんもいます。
そうした、ストーリも味わいがあり面白いです。
淹れ方も植物の感じ方も様々で新しいコーヒーの楽しみ方を見つけることができます。
コーヒー屋さんと会話しながら自分好みのコーヒーを選べるのもイベントの醍醐味です。
淹れ方のコツや、どのようにコーヒーに携わっているのかなど、珈琲屋さんの数だけ様々なコーヒーとの関わり方があります。
珈琲も元は植物です。
一杯の珈琲は植物、ひいては大いなる自然の恵みから受け取って楽しむことのできる嗜好品です。
自然環境と共に人の営みはあります。人と自然の関係性について、少しでも立ち止まって考えてみることの面白さはいつでもそこに在ります。
そして、一杯の珈琲はそうした示唆をたくさん与えてくれます。
味わいも含めて素晴らしい嗜好品です。
珈琲を通じて感じた様々なことを種にして、人やモノたちとコミュニケーションを楽しんでいただければ幸いです。